髙島野十郎(1890-1975)は、福岡県久留米市出身の洋画家。「蝋燭」や「月」という特異な主題を独特の写実的筆致で描いた画家として、近年では全国的にもよく知られる存在となりました。東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業しながらも画家の道を選び、流行や時代の趨勢におもねることなく、自らの理想と信念にひたすら忠実であろうとしたストイックな生き方は、出口の見えない混迷の時代を生きる私たちにとって非常に魅力的に映ります。
この講座では、福岡県立美術館でこの夏に開催する「髙島野十郎の世界」展にあわせ、福岡県が生んだ偉大なる絵かき・髙島野十郎の生き方と作品の魅力にとことん迫ります。
令和4年 7月10日(日)
開場 10:45 / 講義 11:00~12:30 / お食事 12:30~
会場:福岡リーセントホテル 2階 舞鶴の間
定員:30名様(要予約)※お席数に限りがありますので、満席の際は受付を終了させていただきます。
対象:公立学校共済組合員及び近代日本洋画に関心がある全ての方
料金:特別ランチ付 1200円(税込)
掲載作品:福岡県立美術館所蔵
[講師]福岡県立美術館 学芸員
高山 百合(たかやま ゆり)氏
福岡市に生まれ、関西学院大学文学部を卒業したのち、九州大学人文科学府芸術学専修博士前期課程修了、同博士後期課程修了。専門は日本近代美術史。著書に『近代日本洋画史再考一「官展アカデミズム」の成立と展開』(九州大学出版会、2021年)がある。2012年より福岡県立美術館学芸員として着任し、九州ゆかりの洋画に関連する展覧会を企画開催。
お食事のご案内
当ホテルが誇る料理長がこの日のために特別なランチメニューをご用意しました。厳選された食材による季節の中華料理をご堪能ください。
※お食事は別会場でご提供いたします。
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